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いじめ撃退マニュアル

御父兄の皆さんへ

みなさんは生徒ではありません。

私は親ではありません。先生でもありません。もちろん生徒でもありません。だからこそ子供と同じ視線でいじめ問題を見ることができます。
いじめ問題を考えるときに「親が先生と話し合ったり」「生徒と先生が話をしたり」しているのを見かけます。
テレビでも「いじめられたら先生に相談しなさい」「親に相談しなさい」とどこかに助けを求める図式になっています。
もちろんアドバイスをもらうことは間違いではないと思いますが、解決するのはあくまでも生徒でなくてはいけません。
生徒同士で解決していかなくては本当の解決にはなりません。

子供は子供の社会で大人は大人の社会で生きています。

私も子供の頃にいじめにも会いました。いじめたこともあります。自分ではいじめとは思っていなくても相手は私を恨んでいたこともあるでしょう。いじめられている子を助けたこともあります。
しかし親や先生からなんだかの形で解決してもらったことは一度もありません。
むしろいじめられていることを親や先生に知られることは恥ずかしいことでした。
もっと親は親同士で先生は先生同士で何ができるのかを考えてみるべきだと思います。しかもそれは生徒同士で解決させていくためのものでなくてはいけません。そのような方向で考えていけば何が必要なのか見えてくるのではないでしょうか。

私達大人の社会にもいじめは存在します。

子供のいじめ問題を考えるときに、まず自分の身のまわりの環境を見つめてみる必要があります。
例えば主婦の間でも会社内でも家族間でもいじめはあるのではないでしょうか。
ただ大人よりも子供は純粋で調子に乗りやすいのです。その分大人より残酷です。ですから現在のような社会問題になっているだけで私達が暮らしている社会となんら変わりは無いと思います。子供の世界だけで起こっているのではなく、大人の世界でもいじめは起こっているのです。
私達が社会のいじめに対してどのように対処しているのかを考えれば子供のいじめ問題に対しても答えが見出せると思います。
自分の環境も変えられなければ子供に対してどうやって解決するればいいのかなどアドバイスできるはずもありません。

会社でいやなことがあったからといって親が会社に怒鳴り込んできたらあなたならどう思いますか?「何だあいつはいい年をして親が出てくるのか」とまわりから信用も信頼もされないようになってしまいます。
子供の世界だって同じです。親が学校に怒鳴り込んできたらその子はきっと周りから「何だあいつはまだ親の言いなりか」と下に見られます。
ですから親は子供に対して自分ならどうやってその場を乗り切るのか自分の知恵を子供に教えてあげて子供自身の力で問題を解決させていくように導かなければいけません。
親同士で話し合うというというといじめられた親といじめた親が話し合うと誤解されるかもしれませんから付け加えますが、親同士で子供に与える知恵を話し合いましょうということです。あくまでも解決するのは当人の子供です。これは間違えないようにしてください。

そのことを踏まえたうえで子供に対していじめに対抗する知恵を授けてあげることです。
それがたとえ間違っていても親が真剣に子供を応援してあげれば子供は一人ではないのですから必ずその問題に挑んでいきます。
たとえ跳ね返されても勇気を持って挑んでいくことができればそのことが将来必ず役に立ちます。

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